高血圧
高血圧とは
血圧が基準を超えて高い状態が続くのが高血圧です。血圧は血液が血管の内壁を 押す力のことであり、それが持続的に高い場合、血管は次第に厚く、硬くなり、動脈硬化が進行してしまいます。
高血圧の基準としては、日本高血圧学会では外来時の測定で収縮期血圧(最高血圧)が140mmHg以上で、拡張期血圧(最低血圧)が90mmHg以上の場合に高血圧と診断されます。また合併症がない75歳未満の方・糖尿病の方・腎機能障害がある方では血圧の目標を収縮期血圧が130mmHg未満、拡張期血圧が80mmHg未満としています。
高血圧で注意したいこと
高血圧は、頭痛やめまいといった症状を引き起こすこともありますが、多くの場合、ほとんど自覚症状はありません。そのため、治療をせずに放置されがちですが、高血圧の状態が続くことで動脈硬化が進行します。しなやかさを失って硬くなった動脈は、傷つきやすくもなり、その傷に余分な脂質がプラークとなって付着しやすくなります。すると血管の内径はさらに狭くなって動脈硬化がより進行し、脳卒中、心臓病、慢性腎臓病といった合併症が引き起こされます。
治療について
高血圧と診断されましたら、合併症を引き起こさないように血圧のコントロールをすることが重要です。お早めに一度ご受診ください。
高血圧と来たらすぐに塩分とストレスが原因と考えられますが、高血圧は大きく本態性高血圧と二次性高血圧に分けられます。本態性高血圧は血圧が高くなる原因を、はっきりと特定できないもので、一般的に良く言われる「高血圧」といった場合の多くは、本態性高血圧を指しています。本態性高血圧のリスクを高める要因としては、塩分の過剰摂取、運動不足、肥満、ストレス、喫煙、過度の飲酒、加齢、遺伝的な要因などが考えられています。
二次性高血圧は、内分泌疾患など別の病気が原因で高血圧を発症するものです。
高血圧の改善では、食事療法が重要です。とくに塩分摂取量を抑えることが大切で、1日の塩分摂取量は6g未満が目標とされています。これを基本に、栄養バランスのとれた食事を心がけるようにします。野菜や果物は利尿作用によって塩分排出がしやすくなりますので、積極的に摂るようにしましょう(ただし果物は糖分過剰にもなりやすいので注意が必要です)
