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長引く咳

 咳の症状が3週間以上続いている場合、それは急性ではなく長引いている「遷延性咳嗽(せんえんせいがいそう)」という判断になります。また、8週間以上続くのであれば慢性の咳「慢性咳嗽」と判断されます。
 長引く咳に関しては、かぜなどを引いた後に咳だけが長引く感染後咳嗽がよく考えられます。しかし、そうだと思っている中に、肺がんや肺結核などの重大な疾患が隠れていることもあります。

肺がんとは

 肺がんは肺にできる悪性腫瘍で、がん死亡原因の上位を占める深刻な疾患です。この日本で、罹患数は大腸がんに次いで多く、死亡数は男性は一位、女性は大腸がんに次いで多いです。
 初期段階では自覚症状がほとんどなく、咳が続くといった症状が現れたときには、すでに進行しているケースも少なくありません。早期に発見し、適切な対処を行うことが生存率に直結するため、単なる「風邪のあとの咳」と自己判断せず、検査を受けることが重要です。

肺結核とは

 肺結核は、かつては「不治の病」として恐れられましたが、現在は適切な治療を行えば完治する病気となりました。しかし、非常に強い感染力を持つため、一度発症すると周囲へ重大な影響を及ぼす恐れがあり、現在でも厳格な管理が求められる感染症です。例えば、学校や職場といった密閉された環境に一人でも感染者がいれば、集団感染を引き起こす可能性もあります。

 

 ほかの原因として、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、アトピー咳嗽、副鼻腔炎、逆流性食道炎、慢性気管支炎、薬剤による咳嗽といった疾患も考えられます。

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